こんにちは♪姫路市で創業以来42年(令和7年現在)こだわり塗装のほりちゃんの2代目代表親方・堀博之です。今日もお家を大切に守る塗装の知恵をお話いたしますね。
「外壁にひび割れが増えてきたけど、大丈夫?」
お家の周りを見て、そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回のお話は、そんな「外壁のひび割れ」について、職人歴29年の私が、ご説明させていただきますね。

これからのシーズンは春雨前線の影響で雨が降る日も増えてきます。外壁のひび割れは、放置すると雨漏りや建物の劣化を引き起こす原因になってしまいます。
今回は、外壁のひび割れが起こる原因と、その対策 について詳しく解説しますね。
1.外壁のひび割れ(クラック)が起こる主な原因
まずは外壁材が、どうしてひび割れてくるのか?ひび割れる原因として主に4つの理由が挙げられますので、順番に見ていきましょう。
① 経年劣化
建物は、年数が経つにつれて劣化 していきます。
特に、外壁材や塗膜の耐久性が低下すると、ひび割れが発生しやすくなります。
② 気温変化による収縮・膨張
外壁は、夏の暑さや冬の寒さ、雨期になれば湿気の影響を受けて 膨張・収縮 を繰り返します。
この動きによって外壁材に 負荷がかかり、ひび割れが発生 することがあります。
③ 地震や地盤の影響
地震や地盤の変化によって、建物が 揺れたり沈下 したりすると、外壁にひびが入ることがあります。特に 細いクラックが広がっている場合 は、建物の構造自体に影響が出ている可能性があるため注意が必要です。
④ 施工不良
新築時やリフォーム時の施工が不適切だと、短期間でひび割れが発生することがあります。
例えば、モルタル材を早く乾燥させるために使用する乾燥促進剤が、適量ではない場合などが挙げられます。ベランダ床のFRPが早期に割れたりするのも、これが原因ではないかと言われています。
2. ひび割れの種類と危険度チェック
「ひび割れ」や「クラック」と、一言で言ってもその大きさは大なり小なりがあります。ここではその「ひび割れ」の大きさと特徴で危険度が違うことを確認してみましょう。
| ひび割れの種類 | 特徴 | 危険度 |
|---|---|---|
| ヘアークラック | 幅0.3mm以下の細かいひび割れ | ★☆☆(低) |
| 構造クラック | 幅0.3mm以上の深いひび割れ | ★★★(高) |
| 縦・横に入るひび | 壁材の継ぎ目や窓枠周辺に発生 | ★★☆(中) |
ヘアークラック(軽度)
表面だけのひび割れで、すぐに大きな問題にはなりませんが、放置すると劣化が進行 します。
構造クラック(危険)
幅が0.3mm以上、深さがある場合は 雨水の侵入リスクが高く、早急な補修が必要 です。

3. 外壁のひび割れ対策
① こまめに点検を行う
年に1回は外壁をチェック し、小さなひび割れを早めに発見することが大切です。
雨漏りやカビが発生していないか も確認しましょう。
② 早めの補修で劣化を防ぐ
ヘアークラック → 防水塗装やシーリング補修で対応可能
構造クラック → 専門業者による補修や、外壁の塗り替えが必要
③ 外壁塗装でひび割れを防ぐ
塗装の劣化を放置すると、外壁の防水機能が低下し、ひび割れが増えやすくなります。
10~15年に1回を目安に塗り替えを検討 しましょう!
高耐久の塗料や、シーリング材「オートンイクシード」 を使用すると、ひび割れしにくい外壁になります。
まとめ
外壁のひび割れは、放置すると 雨漏りや建物の劣化 を招く危険があります。そしてなによりも、湿気が及ぼすカビなどが原因で呼吸器系の病気にまで発展することもあります。
特に 構造クラックが見つかった場合 は、早急な対策が必要となります。
✅ 年1回の点検で早期発見!
✅軽度のひび割れはシーリング補修!(DIY可)
✅10~15年ごとの塗り替えで、外壁も長持ち!
「外壁にひび割れを見つけたけど、どうすればいい?」とお悩みの方は、
早めに専門業者に相談し、最適な補修・塗装を行いましょう!
今回は「外壁のひび割れが増えたら要注意!!」についてお話してきましたが、まだまだ疑問に思う建築業界のわからない内容は沢山あります。そんなときは下記のお見積りフォームからでも結構ですので、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。電話でも世間話をするくらいの気持ちで、お気軽にご連絡くださいね。









