塗料って『半製品』なんですよ!どんな高価な塗料でも性能が発揮できなければ意味がない

こんにちは♪姫路市で創業以来42年(令和7年現在)こだわり塗装のほりちゃんの2代目代表親方・堀博之です。今日もお家を大切に守る塗装の知恵をお話いたしますね。

今回のお話は「塗料って『半製品』なんですよ!」について、職人歴29年の私がご説明させていただきますね。

1. 塗料も『半製品』とは?

半製品(はんせいひん)とは、製造プロセスの途中段階にある製品のことを指します。最終製品になる前の状態で、追加の加工や組み立てを経て完成品となるものを指します。

食品で例を挙げると、スーパーで売っている冷凍食品なんかが分かりやすい例ですね。揚げる前のフライ製品(コロッケ・唐揚げ)などは店舗や家庭で調理するための状態なので『半製品』となります。

冷凍のフライ製品を美味しく食べるために調理方法がいくつかありますが、フライパンを使用して油で揚げるのか、エアフライヤーでヘルシーに仕上げるなど様々で、いくつもの選択肢が頭に思い浮かびますよね。

そして塗料も揚げる前のフライ製品(コロッケ・唐揚げ)と同様に『半製品』となります。

塗料は美味しく食べられるわけではありませんが、その性能を発揮するための施工方法は存在しますので、事項で詳しく見ていきましょう。

2.性能を発揮するための施工が重要

塗料は『半製品』ですので、外壁などに塗装して初めて『完成品』となります。どんな高価な塗料もその性能が遺憾なく発揮されるかどうかは、施工する職人に左右されてしまいます

「こだわり塗装のほりちゃん」の職人が塗料の性能を最大限に引き出すために、順守している施工の一部をご紹介しますね。

① 希釈(薄め方)が重要

  • メーカー指定の希釈率を守ることで、適切な粘度・塗膜の厚さを確保。
  • 薄めすぎると塗膜が薄くなるため耐久性が落ち、剥がれやすくなる。
  • 希釈には必ず計量器を使用すること。
  • 逆に全く薄めないと塗りにくく、ムラができる。

② 攪拌(混ぜ方)が仕上がりに影響

  • 塗料成分が均等に混ざっていないと、色ムラや強度のバラつきが発生する。
  • 特に2液型塗料(主剤+硬化剤)は、適切に混ぜないと固まらずに施工不良となる。
  • 主剤+硬化剤を混ぜ合わせる際には必ず計量器を使用すること。

③ 塗る環境と技術が仕上がりを決める

  • 気温や湿度によって乾燥時間が変わるため、天候に応じた施工が必要。
  • 最高気温が5度以下、湿度は75%以上の環境では施工しない。
  • 職人の経験によって均一な塗膜を作れるかどうかが大事。

④ 乾燥と塗り重ねのタイミング

  • 塗料は「下塗り→中塗り→上塗り」と何層にも塗るが、それぞれの乾燥時間を適切に守る必要がある。
  • 乾燥が不十分なまま次の塗料を塗ると、耐久性の劣化など不具合がおこりやすくなる。

まとめ

塗料は「半製品」であり、完成品にするために職人が現場で作業をします。その施工方法一つで塗料は性能が発揮できるかどうかが変わってしまいます。どんなに高価な塗料でも性能が発揮できなければもったいないだけです。

こだわり塗装のほりちゃんでは、塗料の効果を最大限に発揮させるための努力を惜しまず施工する「責任感」と、現場の塗装を自信作として作り上げる「プライド」をもって日々現場に入っております。

結論 : 塗料の実力を発揮させるためには、プロ意識が欠かせないということですね。

今回は「塗料って半製品なんですよ!」ついてお話してきましたが、まだまだ疑問に思う建築業界のわからない内容は沢山あります。そんなときは下記のお見積りフォームからでも結構ですので、どうぞ遠慮なくご質問くださいね。電話でも世間話をするくらいの気持ちで、お気軽にご連絡ください。

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堀博之2代目代表親方
2代目代表親方 堀博之(一級塗装技能士) 塗装歴27年、施工実績1200件以上。根っからの塗装職人であり、お客様の笑顔と出会えることが何よりの楽しみです。そのためには、一つ一つ自分自身を高める努力を怠らないよう日々心掛けております。仕事は施工品質・安全管理・お客様満足・社員満足を常に心がけています。一級塗装技能士、有機溶剤作業主任者、危険物取扱乙種4類、職長安全衛生責任者、足場作業主任者、石綿作業主任者、石綿事前調査者。兵庫県土建一般労働組合・組合員表彰(2回)
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