外壁塗装の工事期間(工期)は何日くらいかかるの?

こんにちは♪姫路市で創業以来42年(令和7年現在)こだわり塗装のほりちゃんの2代目代表親方・堀博之です。今日もお家を大切に守る塗装の知恵をお話いたしますね。

今回のお話は外壁塗装の際にかかる工事期間(工期)について、職人歴29年の私がご説明させていただきますね。

1. 外壁塗装の工事期間について

では早速、外壁塗装の工程内容と必要な日数について確認していきましょう。

  1. 足場仮設工事(1日目)
  2. 飛散防止ネット張り(1日目)
  3. 高圧洗浄工事(2日目)
  4. 外壁補修・シール撤去工事(3-4日目)
  5. 養生(3-5日目)
  6. 外壁塗装(6-9日目)
  7. 付帯塗装(10-12日目)
  8. シール工事(12日目)
  9. 最終点検(13日目)
  10. 足場解体(13日目)
  11. 清掃(13日目)
  12. 外壁工事完了・お引渡し(14日目)

⓪ 近隣へのご挨拶(工事前)

外壁塗装は、塗料の臭いや足場組立の際の音(金属音でカンカンと響きます)などで、近隣の方にどうしても迷惑がかかってしまいます。期間も10~14日前後と少し長めになります。

近隣とのトラブルを未然に防ぐためにも、工事前の挨拶はとても重要となります。

最近は、塗装業者が代わりに挨拶してくれる場合も多くありますが、出来れば一緒に挨拶に行くのがベターです。近隣の方との関係性もあると思いますので、担当者に相談してみると良いでしょう。

➀~② 足場仮設工事とネット張り(1日目)

足場の設置は、工事を安全で効率よく行うために必要不可欠なものです。
飛散防止シートを張ることで、洗浄水や塗料が周囲に飛散するのを防いでくれます。

足場の設置とシート張りは、戸建て住宅であれば基本的に1日で終わります。

③ 高圧洗浄工事(2日目)

高圧洗浄作業では、傷んだ外壁の汚れを取り除いていく作業が行われます。

外壁は常に紫外線や雨風にさらされており、その表面には多くのほこりや汚れなどが付着し、さらにひどくなるとコケやカビまで発生しています。

また、外壁はチョーキング現象(手に白い粉が付く現象)を起こしていることが多く、それらを洗い流しておかなければ、仕上りに影響するだけではなく、塗膜のはがれにまで影響してしまいます。

高圧洗浄作業は、おおむね1日がかりで作業をします。1~2時間で洗浄作業が終わる業者には注意が必要です。

高圧洗浄後は季節にもよりますが、塗装面の乾燥時間をとった方が良いです。表面的には水分を含んでいないように見えるかもしれませんが、1日程度は乾燥が必要です。

④ 外壁補修・シール工事(3-4日目)

傷んだ外壁の補修、金属部の錆の除去、木部の古い塗膜除去したりする作業を全般的に下地調整と言います。外壁材や種類や状態に合わせてシーリングの補修、クラック補修、サビや旧塗膜を落とすためのケレンといった作業が行われます。

サイデイングボード壁の場合にはシール(ボード壁のつなぎ目)の撤去も、このタイミングで行います。

下地処理、シール撤去は外壁の傷み具合によりますがで1日で終わることが多いです。

⑤ 養生(3-5日目)

補修作業の合間に塗装準備として養生を行っていきます。

養生は塗料が周囲に飛散するのを防ぎ、窓や土間などを養生シートや養生テープを使って覆う作業です。建物の大きさや複雑さによって、1〜2日かかります。

養生シートで窓廻りを覆うと基本的に窓やシャッターは開かない状態となります。どうしても開ける必要がある場合は、工事前に相談することをお勧めいたします。

⑥ 外壁塗装(6-9日目)

塗装工程には下塗り・中塗り・上塗りと3工程に分かれていることが多いですが、外壁材の傷み具合によっては、下塗りを増やして4工程行われることも多々あります。

1).下塗りでは外壁の素材や傷み具合によって選定され、シーラーやフィラーなどと呼ばれる専用の下塗り材が使われます。下塗りは、外壁と重ね塗りする塗料の密着性を高めるための役割があり、美しい仕上がりを実現するためにかかせない、とても重要な工程の一つです。

外壁材の傷みが激しい場合には、重ね塗りが必要になることもありますが、基本的に1日で作業が終了します

2).中塗りでは上塗りと同じ材料を使用して作業していきます。ここでのポイントは各メーカーで決められた希釈率(希釈材との重量比)、所要量(㎡当たりの塗布量)を順守することで塗料本来の性能と品質を最大限に発揮できるようになということです。

中塗りと上塗りが2工程に分かれているのも膜厚を確保するためであり、無理にたくさんの塗料を外壁に塗ってもムラが出来たり、乾燥が不十分になってしまうからです。中塗りを十分に乾燥してから次の上塗り工程を行うのが望ましいです。

3).上塗りでも中塗りと同様に希釈率と所要量を守りながらの作業となります。一見しても中塗りと上塗りの見分けがつかないことが多いので、同色で塗装されている場合には、報告書や写真等で確認することが必要です。

この2工程(中塗りと上塗り)は2日間かけて行います。

⑦ 付帯塗装(10-12日目)

雨樋や鉄部・木部を塗装していきます。この付帯塗装は各業者によって塗装範囲が異なります。どこまで塗装してもらえるのかを、契約時にしっかりと聞いておくことが大事なポイントです。

付帯塗装も部材によっては3工程行いますが、通常2日間で作業は終わります。

付帯塗装は通常2工程ですが、当店では3工程行っております。

⑧ 自主点検・清掃・完工検査 (13日目)

清掃を行った後に、施工業者による自主検査と施主による完工検査を行います。完工検査で少しでも気になる箇所があれば、積極的に質問してみることが大切です。完工検査を終えると、不備が無いと同意している状況になりますので注意が必要です。

当店では窓ふきもサービス作業としております。

⑨ 足場解体・清掃・最終点検(14日目)

完工検査まで終了したら、足場が解体されて外壁塗装工事の完成となります。こちらも1日で解体作業は終了いたします。

最後に周囲にある作業道具や残った塗料、ゴミなどもすべて回収してもらって終了となります。

2. 工事期間のまとめ

以上が塗装工事の流れになります。工事期間は、おおむね10日〜14日間程度が目安となります。

実際の工事期間は各現場によって様々違います。季節・気候風土・家の大きさ・外壁の種類・塗装時に関わる職人の数等、様々です。気になる方は、現場に応じた工程表を出してもらうと安心ですね。

ただし、工程表はあくまでも工事の目安です。足場組立や解体、洗浄作業はあまり天候の影響を受けませんが、「塗り」の工事ではそうはいきません。

雨が降った後やこれから雨が降ると予想される際には工事を中断することも多々あります。そのような際には工程がずれてきますので、職人さんや担当者にその都度確認することが大切です。

今回は塗装工事期間(工期)ついてお話してきましたが、まだまだ疑問に思う建築業界のわからない内容は沢山あります。そんなときは下記のお見積りフォームからでも結構ですので、どうぞ遠慮なくご質問くださいね。電話でも世間話をするくらいの気持ちで、お気軽にご連絡ください。

最後までご覧いただきありがとうございました(=゚ω゚)ノ

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堀博之2代目代表親方
2代目代表親方 堀博之(一級塗装技能士) 塗装歴27年、施工実績1200件以上。根っからの塗装職人であり、お客様の笑顔と出会えることが何よりの楽しみです。そのためには、一つ一つ自分自身を高める努力を怠らないよう日々心掛けております。仕事は施工品質・安全管理・お客様満足・社員満足を常に心がけています。一級塗装技能士、有機溶剤作業主任者、危険物取扱乙種4類、職長安全衛生責任者、足場作業主任者、石綿作業主任者、石綿事前調査者。兵庫県土建一般労働組合・組合員表彰(2回)
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